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Jing Sheng Yu Product:Glow of Tea
京盛宇:光の茶
2020年9月
『光之茶』シリーズは、私自身の好みと、時代の流れやブランドの方向性を考えながら企画・デザインした商品です。
だからこそ、数ある商品の中でも、特に思い入れのある、大好きなシリーズです。
マーク・ロスコ(Mark Rothko)
私自身、ずっとマーク・ロスコというアーティストがとても好きです。彼の作品は、大きな色の面で感情を表現し、メッセージを伝えています。一見とてもシンプルですが、強く心に響くものがあります。
京盛宇ではこれまでも、色を通してメッセージを伝える商品デザインをいくつか手がけてきました。大面積の色塊が持つシンプルさと力強さに惹かれながら、「この表現をどんな商品に活かせるだろうか」と、常に考えていました。

お茶飲料からティーバッグへ
2020年は、パンデミックが世界中に急速に広がり、多くの人の日常を大きく変えてしまった転換点でした。 これまで京盛宇が大切にしてきた、紫砂壺で一杯ずつ淹れるお茶も、感染拡大とともに実体経済が大きな影響を受ける中で、より多くの人に届けることが、ますます難しくなっていきました。
それでも、台湾茶の素晴らしさを、どうすればもっと日常の中で感じてもらえるのか——そのことをずっと考えていました。 夜になると、無意識のままテレビをつけ、ただ何となく番組を流し見する。 「インスピレーション探し」と言い聞かせながら、実はパンデミックの中で感じていた無力感やストレスを、そっと解放していたのかもしれません。

ある夜、イギリスのティーバッグ工場を扱ったドキュメンタリーを目にしました。 そこでは、イギリスの人々がどれほどお茶を愛しているかが紹介されていて、戦地へ赴く兵士のために、戦車の中でも素早くお湯を沸かしてお茶を飲める器具まで開発していた、という話が語られていました。
戦争中でさえ、お茶を飲むことを忘れない——それがとても面白く、印象的でした。
同時に、イギリスには世界最大規模のティーバッグ工場があり、世界中から集められた茶葉を、風味ごとに選別・等級分け・ブレンドし、ティーバッグに加工してから、再び世界各地へ送り出していることも紹介されていました。
さらにその映像の中で、世界で生産される茶葉のうち、96%がティーバッグとして販売され、茶葉のまま流通しているのは、わずか4%に過ぎないという事実も語られていました。
カラー = フレーバー
その映像を見終えたとき、「光之茶」シリーズは、自然と形になっていきました。 現実的な制約の中で、手淹れの茶飲料をこれまでのように広げていくことが難しくなった今、より多くの人が気軽に、負担なく淹れられるティーバッグという形へと、すべてのお茶を変換するタイミングが来たのだと感じたのです。
同時に、大面積の色塊でそれぞれの茶の風味を象徴し、「色を選ぶ=風味を選ぶ」という体験をつくりました。 言葉による情報を理解しなくても、直感的にお茶を選べるように——それは、マーク・ロスコが色だけで感情やメッセージを伝えてきたように、
お茶選びを、もう難しいものにしないための試みでもありました。
自分でも何度も購入している商品
正直に言うと、以前の私は紫砂壺でお茶を淹れていたので、ティーバッグでお茶を飲むことはありませんでした。ですが、「光之茶」が誕生してからは、そのパッケージの美しさに、私自身もつい何度も購入してしまい、オフィスのデスクや自宅の棚に並べるようになりました。そして気がつけば、ティーバッグでお茶を淹れて飲むことも、自然と増えていました。パンデミックは世界を大きく変えましたが、まさかこんなふうに、私自身のお茶の飲み方まで、静かに変えていくとは思ってもみませんでした。